Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして

歯科医師としてロサンゼルス滞在中。生活の中でポロリと出た独り言を呟きます。

日本国歯科医師vs米国歯科医師

日本では、歯医者さんってリッチだよね、っていう印象はかなり薄れてきている人が多い今日この頃。

実際、日本の歯医者さんってどうなの?というと、

はっきり言ってピンキリです。

低いところから行きます。

 

大学病院勤務の下っ端の給料なんて本当スズメの涙ほど。

月給は手取りで、両手に毛が生えたくらいです。

 

勤務医で働くと、首都圏でそこそこ保険診療ができる人が働くならば(卒後3年目以降くらいかな?)日給で2.5-5万が相場なんじゃあないでしょうか。

歯科医医療は自費治療があるので、歩合制で給料をもらうところもあります。歩合は18-25%が相場かな?

どれだけ自費診療をするかでこの場合は給料が大きく変わってきます。

 

開業するとどうかというと、これは、なんとも言えません。

もはや腕が良ければ稼げるか、と言ったらそういうわけではなく、もはや経営力がものを言います。

めちゃくちゃ流行っている歯医者さんの腕が必ずしもいいかと言われたら、はっきり言ってそんなこと全然ないです。

むしろ、全く人の入りなさそうなんだけど大丈夫…??ってところの先生は自分のこだわりがあったりしてめちゃくちゃうまい場合もあります。

年収で言ったら300万の先生もいれば、1億超える人もいます。

 

日本の歯医者さんは金持ちか?という質問自体がもう意味をなさなくなっていますね。稼いでいる人は稼いでいるし、そうでもない人もいる、と。

昔の日本の歯医者はめちゃくちゃ稼いでいた時代があったので、その頃の印象を未だに持ち続けている人がいたらそれは少し違います。

 

それによって、いまどき歯医者はなっても仕方がない、とかいう人(マスコミ)もいますが、そんなことはないと思います。

まず、就職できなかった、という話は聞いたことありません。

むしろ、誰か働ける人いない?と募集の話ばかり聞きます。

私も歯科医師としてのバイトを決めるときは、1年目のペーペーの何にもできませーん、の時でさえ、複数の歯科医院から一緒に働けたら嬉しいな、とお声をかけていただきました。

就職難、と騒がれるこの時代、かなり美味しい職種だと思っています。

そして何より、やはり医療ですので、患者さんのつらい症状がなくなり、笑顔を見れたときはとてもやりがいを感じます。

 

現役日本人歯科医師の50%以上が現在50歳以上であることを考慮して、今後の歯科医師の需要が増えることも予測できますので、今後歯学部入学を考えている人には、自信を持ってオススメしたいと思っています。

 

ではでは、アメリカではどうなのか?!

ということですが、

 

U.S. Newsが2015年度の良いとされる職業のランキングを発表しました。職業の成長率、給与、求人率、ストレスレベル、ワークライフバランスなどを考慮した上でランキングを決定しています。

なんとそこで1位に輝いたのは…歯医者です。

一位の理由として失業率が0.9%と低く、手取りの給与が平均164,570ドルと高いことが挙げられます。

失業率は日本とそんなに変わらないでしょう。

しかし、平均給与手取りでこれって…

ちょっと日本の感覚では考えられないですね。

1ドル104円の今、日本円に換算すると…17,115,280円

1700万超えてます。

これが悪魔でも平均、ということなので、専門医などを持ってる先生がたはもっともっと、ってことでしょう。

 

しかーし、これはあくまでもネット情報。なんなの信じちゃいけない!ということで、アメリカ歯科医師免許を持つ友人に聞いてみました!

本当のところどうなのよ!?と。

 

すると、まずは年収は1300−1400万くらいが平均相場じゃあないの?と。

ネット情報よりはかなり低い。

じゃあ、バイトするとして、時給いくら?と聞くと、

んー、卒後すぐだったらせいぜい時給1万円程度じゃない?

3年もすれば時給3−5万円くらいだと思うけど。と。

 

なんですと!?

私、今卒後4年目です。

低く見積もって、時給3万円だとしても1日8時間労働で24万。週に1回働けば月収100万弱。

そりゃー、平均1700万と言われても納得ですわ。

実際、私の周りの歯医者さん、週に2−3回しか働いていない人がすごく多いです。

そりゃーそんなにお金いらんわな。

完全アポイント制で働けて、週数回でよくて…

そりゃあ、ライフワークバランスの面ではかなりの高評価でしょう。

 

 

なんでそんなに日米間で差があるのかというと、これはもう保険制度のなせる技です。

日本でも保険なしで治療すれば、そんなに変値段わりません。

自費のクラウン1本、の値段見てもそんなに大差ない。

日本の国民の皆さん、日本の皆保険制度に感謝すべきですよ!!

そして日本の歯科医師の皆さん、日本の会保険制度を恨むべきです!!笑

 

ちなみに、ここLAでは歯科医院のある場所によって全く治療費は異なるようです。

医療通訳として侵入したビバリーヒルズの歯科医院、ベニヤ1本2500ドルと言われました。約26万円ですね。

 

*ベニヤ:歯の表面を薄く削って、歯の代わりになる材料を上から貼り付けます。付け爪見た今イメージかな。形や色をある程度自在に変えられるので、芸能人なんかで完璧な口元に見える人は大体これです。

 

この患者さんも審美を気にしてのベニヤ希望だったので、少なくとも上の前歯6本はやりたい、と。あっという間に150万超えますね。

 

さすがはビバリーヒルズです。

ちなみにUCLAでやれば、一番安いプランで1本4万円くらいから、という噂。(UCLAの友人に聞いただけで、未確認)

 

 

さてさて、ここまで違うとなんだかアメリカでやった方がいいんじゃあないかいな!?という気になってきますね。笑

 

 

そんなこんなで、目が飛び出るほどの衝撃的事実でした。

アメリカ人の歯医者友達みんな裕福なわけだ…。

 

 

ではでーは、

Have a good day