Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして

歯科医師がロスからお送りするアメリカ人の頭の中観察記録。

アメリカに1年住むとこう変わる

こんにちは!

 

あと2週間で渡米して一年が経ちます。

これまでに何度か述べている通り、英語力に関しては、やっぱりかなり成長したように感じます。英語力、自分の内面の変化についてまとめて見ます。

 

日本にいるときから、日常会話は問題なくこなせました。学生時代から英語を使ったサークルの活動をしていたこともあり、言いたいことが言えない、ということは滅多になく、渡米して初日からクラスメートと2人でお酒飲みに行けるレベルでのスタートでした。

 

その頃はまぁまぁ、いけるじゃーん!

と思って始まった生活。

今一年前の自分を振り返ると、よくそんなレベルでなんとかなると思ったな...というレベル。

 

1、渡米後すぐ

 

まず、当時の私は確実に聞き取れるのはアクセントのない英語のみ、

スラングなどを交えられると全くわからない、

診療は自分が会話のリードを取るからいいけど、複数のネイティブとの雑談では置いてけぼり。などなど、今一年前の状態に戻れって言われたら、結構辛いです。

指導医たちにクリニックで、わーっとこれはこうでこうでこうでと説明され…はい、質問ある?と書かれても、彼らの英語の種類によっては、なにがわからなかったのか分からない (つまり全く理解していない)

 

 

 

2. 渡米して3ヶ月

 

まず1つ目の壁を超えた気がします。

9月中旬、周りの友人の強いアクセントに対応して来たな、という瞬間が訪れる。

 

”自称インド最速の英語を話す女”を誇る友人と会話をするのに、気合レベルを当初100入れていたものを、60でよくなる。

HPの節約。 

 

自分が英語を話すスピードが上がってきた、と感じたのが3ヶ月経ったこの頃。

日本語で考えてから英語を話す必要がなくなってくる。

反射神経アップ。

 

 

 

3、8ヶ月目

 

講義中に手を挙げて質問をする、口を挟むことに恐れがなくなる。

複数ネイティブの雑談でも口を挟めるようになてくる。

何を言っているのかわからなくても、まあいっか、と大事そうじゃないことなら流すことに慣れてくる。

流されることにも慣れてくる。

そんなことくらいで心が折れなくなってくる笑 (これ大事)

(私が外国語話してやってんだから、ネイティブのあんたが理解しなさいよ、的なスタンスに完全に切り替わり、謎の強気モード発動)

 

 

 

4. 12ヶ月目

ここ最近です。ここ1ヶ月で劇的な変化を感じています。

いろんな意味で。

 

だんだん、英語話してる時の自分うざいだろうなって感じるようになってくる。

日本では今まであまり不平不満を言わなかったのに、小さいことですぐ文句を言うようになる。顔にもだす。口にもだす。売られた喧嘩を買うようになる。そして売るようになる。完全にやりたい放題。

日本でやったら完全に嫌われるやつ。二重人格化の進行。

(バイリンガルは二重人格なのか - Dr. ChloeのLA生活体験記。

 

 

日本語で急いでメモを取ろうとすると、語順がおかしくなってくる。 

例えば、”電話 患者さん 明日”

("Call the patient tomorrow"の語順。)

 

また、お店などで他人に話しかけられるようになる。(日本的に言うとナンパできるようになる)

つまり、初対面の人と話すことに対する躊躇が全くなくなる。(ただし、イケメンは無理w)

 

インド最速の英語を話す女、の友達とランチに行けるようになる。(ここで一番成長を感じている)笑

 

 

 

 

という感じです。しかし、英語に関しては、まだまだなんですよね。

やはり、日本語で暮らしていた時と比べると、格段に情報収集能力が落ちてるし。

一度に得られる情報量が少なすぎる。

これは、英語力っていうより、例えば言葉のトーンや端々から得られる微妙な情報ってあるじゃないですか。

日本語で話してもらうと、かなり敏感に取れるその情報がやはりわからなかったり。

 

そういうことも含めるとやはり、日本語だったら5聞いて10わかることが、英語で5聞いても3しかわからないし。

  

英語力の変化はもちろん、完全日本語ゼロ生活(友達いないから…)の末、自分の行動に変化が出てきていることが自分で恐ろしい…

 

と言うか、今まで日本で押し殺さなければいけなかった性格の一部が顕著に出てきているだけなんだと思うのですが。

決して、私が変わったわけではない。

表面化して来ただけ。

…たぶん。

 

 

そして最近、小さいことでよく泣くようにもなりました。

もちろんなんでもかんでも不自由で、一人で全部やらなきゃ行けないので、日本にいる時のように精神的に安定はしていないし、って言うことも原因かもしれないけど、それよりも、感情を表に出すことを拒まなくなったからな気がします。

これは自分にとってはいいことだと思う。

前はもっと無感情だった。無感情になるようにトレーニングしてた気がする。

 

 

しかし、完全に当たり屋モード発動の時もあり。

月経前の数日なんて、完全にナイフみたいに尖って、触るもの切りつける思春期のヤンキーのよう…

これはさすがに自制が必要。

(ロバートの対応:や、ちょっと待って!どした?てか、誰!?とりあえず落ち着いて!散歩行こう、ね、散歩!!)

 

 

 

 

という感じです。

私の場合は、普通の留学生よりも、アメリカの言葉、文化に触れる量が格段に多かったような気がします。日本語を一言も話さず、過ごす日も多く、基本このブログのみ日本語使用。

 

朝から晩までクリニックで患者さん、他のレジデントたちと英語を使います。

普通の歯科クリニックと違い、口腔顔面痛クリニックは基本診療中は会話をし続ける。

その後、毎日今日はどうだったこうだったとロバートに日々の報告(という名の弾丸トークに付き合ってもらい)をし、その後、週に2回ほど回ってくるプレゼンの作成のため文献検索、読み原稿作成。

 

ここで、近い距離に日本人がいれば、またこの一年の変化は違うものだったのだろうけど、かなり現地で揉まれた生活を送った結果がこれでございます。

 

はっきり言って一年、辛かった。本当に。

人生の中で一番自分が小さく惨めに感じた。

常識だと思っていたことが常識じゃなくて、日本じゃ3分でできる仕事が3時間かかったり。

情けなくて悔しくて大学のトイレで泣いたり。

 

差別もあれば偏見もある。

でも、ちゃんと言葉に出して自分の意見を言えば、支えてくれる人はちゃんといる。言わないとダメ。黙ってたら何も変わらない。

 

適応するために、自分の中の抑えていたものがどんどん変わって言ったんだろうな。

今では、私のことを日本人代表だと思っているこちらの私の親しい友達らが、他の日本人と知り合うたびに、

『ねえ、さっきの日本人、すんごい謙虚で穏やかなんだけど!』

と言われる始末。

 

あと一年後、私は一体どうなってるかな。こわっ。

 

あくまでも私は大和撫子を目指しておりますので、そこのところ忘れないようにしていきたいと思います。

 

 

ではでは、

Have a wonderful day!!