Dr. Chloeのロサンゼルスに恋をして

歯科医師がロスからお送りするアメリカ人の頭の中観察記録。

日本人にホワイトニングは向かない?

こんにちは

 

今日はホワイトニングのことについて。

日本ではまだまだホワイトニングって、そこまでメジャーになってないっていうか、まだ抵抗がある、または興味がない人が多いですよね。

芸能人じゃないんだし、そこまで白くする必要はないだろう、と。

 

 

アメリカではホワイトニングは日本よりもっと主流です。

綺麗な歯は魅力的、と考える人が多い分、一般人でもよくホワイトニングをします。

 

 

一年前、同期のレジデントの歯があまりにも白くて、最初、これは一体...被せ物?それともホワイトニング...??どっち??

と疑うほどでした。

 

 

答えはホワイトニング。ここまでホワイトニングで白くなるのか!?と思うほど白いのです。

 

はっきり言って、日本でここまで一般人で白かったら、違和感があるかもしれないです。

しかし、アメリカでは、普通。

 

どうしてそこまでホワイトニングするの?

という疑問。

美意識、歯への関心、の違いはもちろんありますが、その前に、正しくはこの疑問、どうしてそこまでホワイトニング出来るの??

 

だと思います。

日本人が本気で真っ白!!!!!!にしたいならば、削ってかぶせる方法がとられるかも知れません。多くの芸能人は実際その方法を取っています。

 

ラミネートベニア(表面のみ貼り付けるタイプ)か、フルクラウン(歯を一周削ってかぶせる)といわれるものですね。

 

しかし、アメリカ人(白人、黒人)はそれをしなくても歯を真っ白にできるのです。

 

なぜならば、エナメル質の厚みが私達より厚いせい。

エナメル質というのは歯の表面を覆う、硬い白い組織です。神経や血管は通っていません。

エナメル質が厚いと、何もしない状態でも歯は白くなるんですね。

日本人はエナメル質が薄いせいでその下にある、象牙質の色が透けて見えます。

 

象牙質とは表面から二層目の組織です黄色い色をした、神経が通っている組織です。

 

さて、これで元の色の違いが分かっていただけたとは思いますが、

この厚みの違い、ホワイトニングをする際にも影響して来るのです。

 

日本人が真っ白になるまでホワイトニングをし続けると、エナメル質が薄いせいで、神経のある象牙質まで薬液の成分が影響してしまい、痛みがでます。

(神経のある歯へのホワイトニングは一度やったら終わりではなく、何度か繰り返して行います。)

 

この痛みを我慢してまでホワイトニングを続けると最悪中の神経が死んでしまいますので、途中でやめざるを得ません。

 

期間を置いてホワイトニングを続ける、という方法は可能ですが、期間をあけている間に色の後戻りもして来ます。

 

以上のような理由で、日本人は真っ白!!!にするのはなかなか他の人種のようにうまく行くとは限らないのですね。

 

 

ホワイトニング、最近は日本でも流行って来ていますし、実際私も自分でトレーを作って薬液買って家でやっています。

決して、全然効果ないからやめとけ!と言っているわけではありません。

しかし、周りのアメリカ人の友人のようには行きません。

ビフォアフター画像。

 

ビフォア

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アフター

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結構自分では変わったと思ってるんですが...わかります?

 

 

しかし、強い薬剤で、歯を刺激するので決して歯にいいものではありません。あくまでも美容のためのものです。ということだけは、知っておいていただきたいです。

 

今日は意外と知られていない、日本人には向いていない、という事実(あくまでも傾向ですが…)をちょっとお話ししてみました。

 

 

では、みなさん

Have a beautiful day!!